あいおい歯科グループ
新宿駅前歯医者・矯正歯科
理事長
浜島 均
経歴
愛知学院大学歯学部 出身
愛知県済生会病院 歯科口腔外科 にて研修
同大学 顎顔面外科学講座 口腔先天異常学研究室 所属
一般歯科医院を経て
2019年 あいおい歯科グループ 新宿駅前歯医者・矯正歯科 開院
根管治療という治療法について解説します。
虫歯は歯の表面から内部に向かって進行します。虫歯の進行度合いに応じてC0~C4の5段階に分かれますが、虫歯菌が歯の内部の神経(歯髄)に達する進行ステージがC3の段階では歯の根っこの部分の治療が必要になります。この治療を「根管治療」と呼びます。
虫歯の進行ステージがC3まで進行すると、エナメル質と象牙質を超えて歯の内部の神経(歯髄)にまで虫歯が到達してしまいます。歯髄には細かい神経や血管があり、歯全体に栄養や水分を供給する役割を担っています。
そのような重要な役割を担っている歯髄に虫歯菌が入り込むと、炎症を起こして非常に強い痛みを感じます(歯髄炎)。歯髄炎は放置すると一旦は痛みを感じなくなりますが、この理由は歯髄壊死と言って、歯髄炎がより進行して歯髄が壊死してしまい、痛みを感じなくなったためです。
さらに放置すると、感染が進み歯の根っこを超えて歯を支える顎の骨(歯槽骨)まで化膿して、再び痛みを感じるようになります(根尖性歯周炎)。根尖性歯周炎は自然治癒することはなく、このまま放置していると歯の内部や骨が溶けてしまい抜歯せざるを得なくなります。
自分の歯を抜歯せず長く残してあげるためには、虫歯菌に感染した歯髄(歯の内部の神経)を完全に取り除いて、再度菌が入りこまないような処置(根管治療)が必要になります。
根管治療を行うことで、感染を起こした歯の根っこの部分から顎の骨へ細菌の逆流が起こるのを防ぎ、抜歯を避ける可能性を高めることができるのです。
虫歯を放置したら危険!根管治療と聞いてもどのように治療を行うのか、あまりピンとこない方も多いと思います。根管治療の内容についてお話しします。
根管治療は治療期間がとても長くなります。そのため、治療の途中でやめてしまう患者様もいらっしゃいます。中には「歯が痛くなくなった」という理由で通院しなくなる患者様も多くいらっしゃいます。
ですが、根管治療によって大切な歯を守るためには治療を完全に終えるまで通院していただくことが非常に重要になります。
もし根管治療が必要なくらい重度の虫歯を放置したり、根管治療の途中で治療を受けるのをやめてしまうと、痛みがさらに悪化したり、根管内で細菌が増殖して神経が壊死したり、手遅れの状態に陥ってしまうと、その歯は抜歯するしかありません。また、虫歯に隣接する歯も菌に感染する可能性もあり、健康な歯にも悪影響を及ぼしてしまいます。
そうなると治療がもっと難しくなり、治療に通う回数も多くなるため、費用負担もその分多くなります。当院では患者様にとっての最善な治療を患者様一人一人に合わせたオーダーメイドで提案いたしますので、根管治療を成功させるためにも最後まで治療に臨んでいただきたいと考えております。
理想としては、根管治療が必要になる進行ステージC3になる前に虫歯の治療をすることが歯の寿命を長く保つために必要です。歯に激しい痛みを感じてから慌てて歯科医院を受診した場合、根管治療しなければならない状態になっているかもしれません。
ですが、その前に虫歯を早期発見・早期治療できれば、痛い思いをせずに虫歯の進行を止めることができます。
少しでも歯に違和感や痛みを感じたり、何年も定期検診を受けていないという場合は受診されることをおすすめします。
浜島 均
愛知学院大学歯学部 出身
愛知県済生会病院 歯科口腔外科 にて研修
同大学 顎顔面外科学講座 口腔先天異常学研究室 所属
一般歯科医院を経て
2019年 あいおい歯科グループ 新宿駅前歯医者・矯正歯科 開院
本ページに関連する内容が別ページにもあります。興味があればぜひご覧ください。
虫歯治療 虫歯は治療したら終わりではない 虫歯を放置すると危険【当日予約も受付中】お気軽にご連絡下さい